早稲田や慶應の世界史論述対策で悩んでいる受験生も多いのではないでしょうか。
早慶は、学部ごとに問題の傾向が変わり、全てマークの学部もあれば、300字近い論述試験を課してくる学部もあります。
特に早慶の論述問題対策に困っていて、「どうやって勉強すれば良いのか…」悩んでいる受験生をよく見てきました。
そこで本記事では、早稲田・慶應の世界史論述対策の必要性と方法を具体的に徹底解説します。
この記事を書いている僕は、高校で最難関クラスの授業を担当し、コース初の早稲田合格者、偏差値73.6や旧センター試験(現共通テスト)95点などの成績で志望校に合格した生徒を輩出してきました。
現在でも早稲田受験生を指導しているので、現状の受験生の悩みと交えて、参考になる情報を公開していきます。
どの問題集をやればよいか知りたい人は問題集紹介へどうぞ
そもそも早慶の論述の対策をするべきか?
よく受験生やネットから、「早慶の世界史論述は対策した方が良いですか?」という質問がされます。
ここをすっきりさせておいた方が、対策する人もしない人も納得して勉強できると思うので、解説しますね。
結論:論述が出題される学部を受ける場合は絶対に対策するべき
結論から言えば、「入試問題に論述が出題される場合は対策するべき」です。
理由は下記の3つになります。
- 対策しないと手も足も出ない
- 配点が高い可能性がある(合否に直結する可能性がある)
- 論述の勉強をすると、マークや記述の点数も上がる
一つ一つ解説していきますね。
理由➀:対策しないと手も足も出ない
例えば、下記の問題を30秒だけでも考えてみてください。
2021年度 早稲田大学法学部の問題
1701年から1763年にかけて、フランスおよびオーストリアに対するイギリスの対外的立場はどのように変遷したか、下記の語句をすべて用いて250字以上300字以内で説明しなさい。
スペイン プロイセン 外交革命 フレンチ=インディアン戦争
みなさん、解けますか?
恐らく初めて見て解けるような受験生は、ほとんどいないと思います。
論述問題の場合、ある程度の文字数(6割以上や8割以上の文字数)を書かないとそもそも採点対象にすらならないので、手も足も出ないと0点です。
そのため、しっかりと事前に対策する必要があります。
理由②:配点が高い可能性がある(合否に直結する可能性がある)
後で詳しく説明しますが、早稲田の法学部は恐らく世界史論述の配点が2~3割になります。
法学部の世界史受験者の平均点がだいたい6割前後なので、論述問題を落とすとだいぶ痛手です。
細かい配点が知りたい人は下記で詳しく解説するので、そちらを参考にしてください。
(早稲田大学で世界史の論述が出題される学部・傾向・配点/慶應大学で世界史の論述が出題される学部・傾向・配点)
理由③:論述の勉強をすると、マークや記述の点数も上がる
最後はおまけですが、論述の対策をするとマークや記述の点数も上がることがあります。
今まで教えていた生徒で論述前に8割とっていた世界史が得意な生徒が、受験対策で論述対策をした結果、マーク模試で9割(記述模試でも8割近く)の点数を取ることができました。
実際、僕自身も自分が勉強している時、マーク模試は8割から中々上がらず苦労しましたが、論述問題を勉強するようになってから、9割を超えるようになりました。
理由としては、世界史の因果関係を理解できること・流れの中で用語を覚えられるので忘れづらいこと、が挙げられます。
こういう副次的な効果もあるのが論述対策の利点です。
対策をしなくても良い人=早慶で論述が出ない学部しか受けない人
一方で、論述対策をしなくても良い人は「早慶で論述が出ない学部しか受けない人」です。
その理由は以下の2つになります。
- 論述対策はマークや記述の点数も上がるが、非効率な面もある
- 指導してくれる人がいないと混乱する
こちらも詳しく解説していきますね。
理由➀:論述対策はマークや記述の点数も上がるが、非効率な面もある
一方で、ここまで真面目に読んでくれた人は、「でも、上で論述問題をやれば、マークや記述の点数も上がる、って言ってるじゃないですか!」と思うかもしれません。
確かに、論述の勉強はマークや記述の対策としても有益です。
しかし、早慶レベルのマークや記述問題はその対策に特化した方が点数を上げやすいことも事実です。
なので、論述が出題されない学部を受ける人はわざわざ対策しなくても良いでしょう。
理由②:指導してくれる人がいないと混乱する
また、知識のない受験生が「マークも記述も論述も…」となると、何をやってるかわからなくなり混乱してしまう可能性があります。
適切に教えてくれる学校や塾、予備校の先生がいれば話は違いますが、混乱すると時間の無駄になってしまうので、論述以外の学部しか受けない生徒はわざわざ対策しなくても良いでしょう。
早稲田大学で世界史の論述が出題される学部・傾向・配点
早稲田の世界史論述は、商学部・法学部の2つの学部で論述問題が出題されています。
文字数や出題数・配点・傾向をまとめると、以下のようになります。
学部 | 文字数/出題数 | 配点 | 傾向 |
---|---|---|---|
商学部 | 約100文字/1問 | 約1割 | ・近世以降の出題 ・ヨーロッパかアメリカの経済史が多い |
法学部 | 250~300文字/1問 | 2~3割 | ・中世以降(特に近世~近代)の出題※調べて更に詳しく ・ヨーロッパだけでなく、中国やイスラームなど広範な地域から出題 ・世界史論述ができないと合格できない可能性が高い |
予想になりますが、配点の解説しておきます。
早稲田商学部の場合
全50問 マーク=36問 記述=13問 論述=1問
単純計算すれば全て2点になりますが、流石に難易度にばらつきがありすぎるので、ないと思います。
なので、100文字の論述であることを考えると、早稲田商学部の世界史論述の配点は1問で1割(100点満点で10点前後)になる可能性が高いです。
(そうしないと採点基準を作りずらいため。)
早稲田法学部の場合
全35問、マーク34問、論述1問、になっています。
仮に100点満点でテストを作ると、マークが1問2点で68点、論述が32点になります。
ただ、この場合だと採点が非常にしずらいので、マークの中に傾斜配点(3点や4点問題)があってマーク問題の配点が70~80点(7~8割)だと考えられます。
なので、早稲田法学部の世界史論述の配点は2~3割(100点満点で20~30点)と考える方が妥当でしょう。
(※300文字近い論述だと、20点はないと採点基準を作りづらいということもあります。)
そのため、早稲田法学部は「論述ができないと合格点は取れない」と思った方が良いです。
慶應大学で世界史の論述が出題される学部・傾向・配点
慶應の世界史論述は、商学部・経済学部の2つの学部で論述問題が出題されています。
文字数や出題数・配点・傾向をまとめると、以下のようになります。
学部 | 文字数/出題数 | 配点 | 傾向 |
---|---|---|---|
商学部 | ・20~50字前後の論述問題 ・出題数は5問前後 | 論述全体で2~3割 | ・近世から現代の出題多い |
経済学部 | ・約30~約100字 ・出題数は10問前後 | 論述全体で3~5割 | ・論述問題の量がえげつないくらい多い(10問前後出題)なのでタイムアタックになる、ほぼほぼの受験生は終わらない ・対策しないと合格できない可能性が高い |
こちらも予想になりますが、配点を解説します。
慶應商学部の場合
全70問前後(内:マーク55問、記述10問、論述5問)となっています。
100点満点でテストを作る場合、2つのパターンが考えられます。
パターン➀は、マーク各1点=55点、記述各2点=20点、論述=残りの25点(全体の25%)
パターン②は、マーク各1点=55点、記述各1点=10点、論述=残りの35点(全体の35%)
パターン➀でも②でもいずれにせよ、慶應商学部の世界史論述問題の配点は2割~3割(100点満点で20~30点)だと予想できます。
慶應経済学部の場合
全35問前後(内:マーク10問、記述15問、論述10問)です。
問題数からみても、慶應経済学部の世界史論述の配点は最低でも3割、多いと5割だと言えます。
(前者は、10/35問であるため単純に問題数から3割。後者はマーク・記述が各2点だとしても、50点近く論述の配点に残るため5割。)
もしかすると5割以上の可能性もありますので、慶應の経済学部は(早稲田法学部と同じように)「論述ができないと合格点は取れない」と思った方が良いです。
早慶世界史の論述対策法
基本的な論述問題の対策は、どんな大学でも一緒ですが、今回は特に早慶に絞った解説をします。
方法としては、下記の3ステップです。
- 論述対策の基本は「文字数」と「傾向」だと認識する
- 「文字数」と「傾向」に合った問題演習をする(問題集紹介)
- それぞれの大学の過去問10~15年は演習する
ステップについて解説していきますが、仮に「論述を基礎の基礎からやりたい!」という人は、もう迷わない!本当に偏差値が上がる【世界史 論述勉強法】の記事を参照にしてください。
ステップ➀:論述対策の基本(「文字数」と「傾向」)を認識する
僕は世界史の論述問題を対策するのに、大切なことは以下の2つだと思っています。
- 志望校と同じもしくはそれより多い文字数の論述問題を解く(最重要)
- 似た傾向の論述問題を解く
特に、「志望校と同じもしくはそれより多い文字数の論述問題を解く」が最も重要です。
多すぎても対策しずらいですが、逆に少なすぎても本番で全く書けなくなってしまうからです。
また、傾向も似ている問題を解けば、本番での得点率が大きく上がるので重要です。
ここまで聞くと、「じゃあどんな問題を解けばよいのか?」と疑問を持つ人も多いと思うので、具体的にどの問題集をやれば良いかを次で解説します。
ステップ②:「文字数」と「傾向」に合った問題演習をする(問題集紹介)
では、具体的な問題集について解説していまきす。
早稲田商学部/慶應商学部・経済学部の場合
基本的に、この3つの学部は「100文字前後」が論述問題として出題されます。
この対策として、最も利用できるのが「東大世界史の第2問」になります。
なぜなら東大世界史の第2問は60~120文字前後の論述の良問の宝庫だからです。
例えば、東京大学 2022年度の第2問
問⑴
(a)「最古の成文法であるハンムラビ法典は、イスラーム法にも影響を与えたとされる。この法典が制定された時期と、その内容の特徴を、2行以内(約60字)で説明せよ。」
問⑵
(a)「大憲章(マグナ=カルタ)が作成された経緯を、課税をめぐる事柄を中心に、4行以内(約120文字)で説明せよ。」
と、文字数でも内容でも良質な問題が毎年、5問前後は出題されています。
大体、東大の世界史は20年以上でまとまっているので、赤本でも青本でも過去問を1冊買って、全ての問題が解けるようになれば、対策としては問題ありません。
可能であればすべて暗記しましょう。今回上げた3つの学部であれば、世界史が武器になるレベルまで得点を上げられます。
早稲田法学部の場合
早稲田法学部の対策の場合は、「一橋の過去問」です。
なぜなら、一橋の世界史は、
《一橋 世界史論述の特徴》
・400字の論述(400字を対策すれば、200~300字は対策ができる)
・歴史の縦の流れを書く問題が多い(私大世界史は基本的に縦の流れを書く)
・中世以降の問題が頻出(早稲田法学部と一緒)
という特徴があり、私立大学の論述問題にはうってつけです。
例えば、
【一橋大学 2019年度 入試問題】
Ⅱ問「第二次百年戦争とも呼ばれるイギリスとフランスとの争いについて、両国の対決の背景及び1763年に至るまでの戦いの経緯を説明し、この争いの結末がその後の世界史にどのような影響を及ぼしたかを述べなさい」
(400字以内)
一見すると、ただの400字以内の論述問題ですが、この問題は分割すると、
①前置きやまとめ:50~100文字
②一方の縦の歴史(今回はフランス):120~170字
③他方の縦の歴史(今回はイギリス):120~170字
で解答することができます。
そうすると、①+②(もしくは③)=約200~270字、となり、文字数の対策としてぴったりですし、内容も私立大学で良く出題されるような、流れ(+影響も書けるとなお良し)の問題にも合致しています。
また問題傾向も中世以降なので、早稲田法学部とも似ています。
※これは僕自身の予想が当たったのでプチ自慢です。
と言うのは、僕は前から「私大の200字以上の論述問題対策は一橋の過去問がうってつけ!」と言ってきました。
その中で2021年の早稲田法学部の問題は、例に出したような1700年代前期~中期にかけてのイギリスの外交問題(対フランス&オーストリア)でした。
一橋の入試で、過去2回は同じような問題がでていたので、予想が当たって嬉しかったです。
※ここまで一橋で説明してきましたが、東大の過去問を使ってももちろん良いです。
時間との兼ね合いになるので、他教科に余裕があったり、浪人生は東大の過去問をおすすめします
一橋の過去問を使う際の超重要な注意点
※ただ、1つ注意点があります。
それは、「一橋過去問で難易度が[超難]の問題はやらなくて良い」ということです。
一橋の赤本には、各問題ごとに難易度が書いてあるのですが、「超難」は文字通り、超ムズなのでやらなくて大丈夫です笑
一応、やった方が良い年の問題・そうでない問題をまとめておいたので、参考にしてください。
[1] 大論述Ⅰ
年度 | 内容 | 難易度 | 〇=やるべき問題 ×=やらなくても良い問題 |
---|---|---|---|
2019 | ヨーロッパの身分制議会の成立と変化 | 標準 | 〇 |
2018 | 11~13世紀の「空間革命」と経済・社会・文化上の変化 | 超難 | × |
2017 | 新大陸産の銀流入の変化がスペイン衰退と16~17世紀のヨーロッパ経済に与えた影響 | 標準 | 〇 |
2016 | 聖トマスとアリストテレスの「都市国家」論の相違 | やや難 | × |
2015 | カールの戴冠の背景とその歴史的影響 | 超難 | × |
2014 | ワット=タイラーの乱の政治・社会上の背景 | 難 | × |
2013 | ドイツの東方植民とその経済史的意義 | やや難 | 〇 |
2012 | ナント勅令公布までの経緯とその目的 | 超難 | × |
2011 | 叙任権闘争の意義 | 超難 | × |
2010 | 叙任権闘争の意義 | 超難 | 〇 |
2009 | 「カール大帝の帝国」成立の歴史的経緯 | 標準 | 〇 |
2008 | ハンザ同盟の衰退 | 標準 | 〇 |
2007 | 東フランクからザクセン朝までの政治的経緯 | やや難 | 〇 |
2006 | オットー1世戴冠の歴史的意義 | 標準 | 〇 |
2005 | 中世ヨーロッパの身分制議会 | 超難 | × |
2004 | ドイツ・イギリスの宗教改革とその政治的帰結 | 標準 | 〇 |
2003 | オスマントルコの進出と東西キリスト教世界の交流 | 超難 | × |
2002 | 叙任権闘争 | やや難 | 〇 |
2001 | 10世紀後半から11世紀の地中海の展開 | やや難 | 〇 |
2000 | オーストリア=ハプスブルク家の発展 | やや難 | 〇 |
[2] 大論述Ⅱ・中論述Ⅰ
年度 | 内容 | 難易度 | 〇=やるべき問題 ×=やらなくても良い問題 |
---|---|---|---|
2019 | 第二次百年戦争の背景・経緯・影響 | 標準 | 〇 |
2018 | ドイツの歴史学派経済学と近代歴史学の相違とその成立背景 | 超難 | × |
2017 | ⑴トルデシリャス条約⑵ハイチとアメリカ合衆国の奴隷解放⑶ラテンアメリカの独立運動とブラジル独立 | やや難 | 〇 |
2016 | 18世紀にフランス大聖堂と聖ルートヴィヒ聖堂が建設された理由 | やや難 | × |
2015 | ヨーロッパ共同体と東南アジア諸国連合 | やや難 | × |
2014 | エンゲルスの歴史観と西スラブ人の歴史 | 超難 | × |
2013 | フランス革命における「革命」の意味 | 超難 | × |
2012 | 国際連盟と国際連動の成立とその問題点 | 難 | 〇 |
2011 | ⑴パリ=コミューン⑵19世紀後半のヨーロッパの国際関係 | 難 | 〇 |
2010 | ⑴1869年に完成した世界の交通網⑵19世紀後半のヨーロッパの国際関係 | やや難 | × |
2009 | 18世紀なかばの「グローバルな紛争」 | やや難 | 〇 |
2008 | ⑴米西戦争の原因⑵米西戦争がフィリピン独立運動に与えた影響⑶米西戦争後~太平洋戦争開戦に至るまでのアメリカ合衆国のアジア政策 | やや難 | 〇 |
2007 | フランス革命の歴史的背景 | やや難 | × |
2006 | ⑴中世の市民をめぐる一般的状況⑵ケルン大聖堂建立の政治的・文化的状況 | やや難難 | × |
2005 | 冷戦期の国際政治に核兵器が果たした歴史的役割 | やや難 | 〇 |
2004 | ⑴ピョートル1世時代の西欧政治と経済⑵ピョートル1世の諸改革 | 超難 | × |
2003 | ⑴アメリカ合衆国の共和党の特徴⑵中南米における奴隷貿易の衰退と背景 | 超難 | × |
2002 | フランス二月革命の原因・結果・限界 | 超難 | 〇※超難となっているが、良く問われる内容であるため、やった方がよし |
2001 | 絶対主義の特徴 | 超難 | × |
2000 | ⑴アメリカ合衆国とヴェトナム戦争との関係⑵戦争介入がアメリカ社会と対外関係に与えた影響 | やや難 | 〇 |
[3] 大論述Ⅲ・中論述Ⅱ・小論述
年度 | 内容 | 難易度 | 〇=やるべき問題 ×=やらなくても良い問題 |
---|---|---|---|
2019 | 1949念までの中国国民党と中国共産党の政治史 | 標準 | 〇 |
2018 | 三・一独立運動と五・四運動 | 標準 | 〇 |
2017 | 泉州を取り巻く11~13世紀の国際関係 | 難 | × |
2016 | 朝鮮戦争が中国・台湾の政治に与えた影響 | 難 | 〇 |
2015 | 清朝の対外関係の特徴とその崩壊過程 | やや難 | 〇 |
2014 | ⑴清朝が明朝に代わって中国を支配した経緯⑵16世紀末から17世紀末に至る朝鮮と明朝・女真・清朝との関係 | やや難 | 〇 |
2013 | A.清朝の革命派と立憲派の論争B.1880~90年代における朝鮮の開化派の改革 | 難 | 〇 |
2012 | ⑴19世紀のイギリスの東南アジア支配⑵19世紀の清朝の交易体制とその後の変化 | やや難 | 〇 |
2011 | ⑴17世紀におけるオランダのアジア進出⑵三藩の乱の経緯と歴史的意義 | 標準 | 〇 |
2010 | ⑴平和十原則⑵西安事件⑶国民会議派 | やや難 | 〇 |
2009 | A.世界恐慌とインドB.1920年代後半から1940年代前半に至る日本植民地支配下の朝鮮 | 難 | × |
2008 | ⑴日本の韓国併合⑵「光緒新政」とその結果 | やや難 | 〇 |
2007 | ⑴太平天国の乱と郷勇⑵洋務運動⑶1870~80年代における清の対ロシア・フランス外交 | やや難 | 〇 |
2006 | ⑴ムガル帝国の統治⑵清朝の統治、典礼問題 | やや難 | 〇 |
2005 | インド人と中国人の海外移動 | 超難 | × |
2004 | A.サファヴィー朝とムガル帝国の成立経緯B.新文化運動と五・四運動 | やや難 | 〇 |
2003 | A.洋務運動と変法運動B.中東問題の起源 | やや難 | 〇 |
2002 | A.北京議定書B.日本の植民地支配政策の変換 | やや難 | 〇 |
2001 | A.インドの古代文明B.4~7世紀の朝鮮半島 | 標準 | × |
2000 | ⑴ヨーロッパ諸国の対アジア貿易ルート⑵18世紀のイギリスの三角貿易⑶香港の歴史 | ⑴やや難その他:標準 | 〇 |
今あげた問題をすべてできるようになると良いでしょう。
更に余裕があれば、これより前の年度までできると、尚良いです。
ステップ③:それぞれの大学の過去問10~15年は演習する
早慶であれば、少なくとも10~15年分は解いて、しっかりと復習することが大切です。
(大切なのは「解ける・解いた問題の解説ができる」まで復習することです)
なぜなら、早慶だけでなくGMARCHや難関国公立でもそうですが、このあたりの大学は過去問演習が合格に直結してきます。
上記の東大・一橋の対策ができていれば得点できますので、恐れずに過去問にチャレンジしてみてください。
正誤問題対策をしたい人へ
早慶は正誤問題も難しいので、その対策も必要になります。
下記の記事で詳しく解説しているので、正誤対策に困っている人は参考にしてください。
世界史も含めた早慶対策がしたい人におすすめの塾
ここまで早慶の世界史対策を詳しく書いてきましたが、説明しただけで実際にできる人もいれば、「もっと詳しく説明して欲しい」という人もいます。
そんな人のために、下記の記事では早慶対策のための塾についてまとめてみました。
「塾に通って先生と進めていきたい」・「世界史以外も対策したい」と言う人は、参考にしてください。
早慶世界史論述は対策が必要&GMARCH対策にも使える
紹介したように、早慶の世界史論述が出る学部は配点上、対策しなければ合格できません。
(特に早稲田法学部や慶應経済学部)
やり方が分からない人はこの記事を読み込んで、実力を身につけてください。
また、この論述対策はGMARCH対策にもなります。
下記の記事でGMARCHの論述についてもまとめたので、滑り止めの参考にしてください。
論述対策は大変ですが、やれば着実に実力はついてきますので、諦めずに取り組んでみてください。
以上もっちゃんでしたー!