・青山学院大学に合格したいけど、世界史の対策方法がわからない…
・対策方法とか、おすすめの参考書が知りたいな…
今回の記事は、上のような受験生の悩みを解決できる記事になっています。
この記事では青山学院大学の世界史対策について解説していきます。
青山学院大学は近年入試改革を行い、入試難易度は年々難しさを増しています。
英語の難化や国語の小論文、総合問題の出題とMARCHでもひときわ難しいです。
世界史も難しくなっており、特に文学部史学科の世界史はMARCHでもトップクラスに難しいです。
そのため、しっかりとした対策をしないと受からないようになっています。
そのため今回は、青学の世界史の特徴を紹介しつつ、実際に点数が取れる対策法を解説していきます。
この記事の執筆者
僕の教え子には、偏差値73の生徒や青学の一般受験で9割取って合格した生徒もおり、この記事の内容を伝えてきたので、参考になると思います。
この記事でわかること
この記事を読み終えたら、大学の傾向だけでなく、使うべき参考書や対策法、勉強法が身についている状態になります。
青山学院大学 各学部 世界史の特徴
まず青山学院の世界史の傾向を紹介します。
学部名 | 偏差値 | 解答形式 | 頻出主題傾向 |
---|---|---|---|
総合文化政策学部 | 65 | ※総合問題 | ・時代:古代~現代の全範囲 ・内容:政治・経済・社会・文化 |
経済学部 | 62.5~65 | マーク・記述 | 〃〃 |
国際政治経済学部 | 62.5~65 | 〃〃 | 〃〃 |
教育人間科学部 | 62.5 | 〃〃 | 〃〃 |
法学部 | 60~62.5 | 〃〃 | 〃〃 |
経営学部 | 60~62.5 | 〃〃 | 〃〃 |
社会情報学部 | 57.5~65 | 〃〃 | 〃〃 |
文学部 | 57.5~65 | マーク・記述・論述 | 〃〃 |
コミュニティ人間科学部 | 57.5 | 〃〃 | 〃〃 |
偏差値は河合塾・パスナビを基準にしています。
青山学院大学 世界史 全体的な特徴と出題傾向
- <難易度は標準とやや難がバランスよく配置>
難問はなし。
基本を忠実に解けるようになれば、9割狙える。 - <文学部史学科だけは、論述対策必須>
青学は入試改革の影響か、文学部史学科は350字以内の論述問題が出題されるようになった。
恐らく国立大の滑り止め受験生を狙っていると思われる。
筑波・千葉あたりの史学科を受ける人は、問題の相性が良い。
※論述問題の具体的な対策方法はこちらの記事へ。 - <時代や分野>
古代から現代までの、政治・経済・社会史がメイン。
文化史は数問だけ入るが、少ない。
全学部入試
- 配点:100点
- 解答形式:マーク・記述
- <形式と難易度>
・全てマーク問題(選択・正誤問題)
・難易度:標準~やや難
標準とやや難の問題がバランスよく配置されている。 - <時代や分野>
・時代:古代~近代(少し)現代
・分野:政治・経済・社会・(少し文化)
経済学部(経済(経済(A)、現代経済デザイン(A))
- 配点:100点
- 解答形式:マーク・記述
- <形式と難易度>
・マーク:約6割 ・記述:約3割・難易度:標準~やや難
マーク・記述ともに、標準問題が多く、少しやや難の問題がでる。
世界史で9割とりたい人は、一問一答や参考書の細かいところまで覚える必要がある。
(語句選択問題が多いため、一問一答は相性良し)
特徴的なのは、時系列で並べる問題と年号。
時間がある人は頻出年号は押さえておこう。
経営学部(経営(A)、マーケティング(A))
- 配点:100点
- 解答形式:マーク・記述
- <形式と難易度>
・マーク:約6・7割 ・記述:約3・4割・難易度:標準~やや難
マーク・記述ともに、標準問題が多く、少しやや難の問題がでる。
世界史で9割とりたい人は、一問一答や参考書の細かいところまで覚える必要がある。
特徴的なのは、時系列で並べる問題。時間がある人は年号を、無い人は同時代の動きをざっくりとでもまとめておくこと。 - <時代や分野>
・時代:古代~近代(少し)現代
・分野:政治・経済・社会・(少し文化)
文学部(フランス文(A),英米文(A)、比較芸術)、コミュニティ人間学部(コミュニティ人間科(A))、教育人間学部(教育、心理)
- 配点:100点
- 解答形式:マーク・記述
- <形式と難易度>
・マーク:約6割・記述:約4割・難易度:標準~やや難
マークは語句選択問題が多いため、一問一答を重点的にやろう。 記述問題で中国史が頻出なため、漢字練習が必要。 - <時代や分野>
・時代:古代~近代(少し)現代
・分野:政治・経済・社会・(少し文化)
法学部(法(A)),国際政治経済学部(国際政治(A)、国際経済、国際コミュニケーション(A))
- 配点:100点
- 解答形式:マーク・記述
- <形式と難易度>
・マーク:約6割・記述:約4割 ・難易度:標準~やや難の問題。
ほとんどが標準問題。
しかし、英文での出題あり。英文が読めないと解けないが、そこまで難しい英文ではない。 - <時代や分野>
・時代:古代~近代(少し)現代
・分野:政治・経済・社会・(少し文化)
法学部(法(B)),総合文化政策(総合文化政策(A)),コミュニティ人間学部(コミュニティ人間科(C)),地球社会共生学部(地球社会共生(A)),経営学部(経営(B)、マーケティング(B))
- 配点:100点
- 解答形式:マーク・記述
- <形式と難易度>
・全てマーク(語句選択問題多し)
・難易度:標準~やや難
全てマーク問題だが、語句の選択問題が多いため、一問一答を重点的にやろう。 - <時代や分野>
・時代:古代~近代(少し)現代
・分野:政治・経済・社会・(少し文化)
文学部史学科
- 配点:100点
- 解答形式:マーク・記述・論述
- <形式と難易度>
・マーク:約6割・記述:約3割・論述:約400字(1問)
(この〇割は問題数であり、配点ではない)
少し特徴的な問題は、時系列を聞く問題。
時間がある人は年号を、無い人は同時代の動きをざっくりとでもまとめておくこと。
論述問題は恐らく、国立大学のすべり止め生の獲得を狙っている問題だと思われる。
関東だと(特に)筑波・千葉あたりの論述問題に近い。
筑波・千葉の史学科を受ける生徒は、すべり止めとして、青学志望の生徒は上記の国立を対策として勉強すると良いだろう。 - <時代や分野>
・時代:古代~近代(少し)現代
・分野:政治・経済・社会・(少し文化)
青山学院大学 世界史対策法(参考書や勉強法)
MARCHの世界史対策は長くなってしまうので、別にまとめています。
この記事でMARCHの世界史対策は徹底解説しているので、「詳しく参考書や勉強法が知りたい」・「青山学院大学での併願や他のMARCHとの併願も考えている」という人は参考にしてください。
まとめ:青山学院 世界史対策の3つのポイント
今回の記事のポイントは以下の3つです。
- 難問はないが、高得点を取るのであれば一問一答のコマかな知識や正誤問題対策をしっかりとする
(具体的なMARCH対策法はこちらの記事へ) - 時代や分野はあまり偏りがないので、広範囲に勉強する、文化史は出題されるがそこまで多くはない、まずは政治や経済史を固める
- 文学部史学科だけは論述問題対策必須、対策はこちらの記事へ
入試改革の影響で青学は、私立大学受験の中でも恐らくTOP5に入るレベルになってきました。
そのため、世界史はもちろんですが、英語や国語も対策が必要です。
国英は文系受験の基礎なので、勉強に困っている場合は、下記の記事で塾・予備校も検討してみるのもありです。
下記の記事で解説しているので、興味があれば見てください。
現在準備中です。
以上もっちゃんでしたー!