・明治大学に合格したいけど、世界史の対策方法が知りたい
今回は、上のような受験生の悩みを解決できる記事になっています。
この記事では明治大学の世界史対策について解説していきます。
明治大学の問題は、ミニ(プチ)早稲田と呼ばれるくらい、早稲田に傾向が似ています。
そのため、早稲田受験者の滑り止めとしておすすめです。
また、正誤問題・記述問題ともに良問が多いため、明治の対策をすればMARCHの他の大学の問題も解けるようになります。
一方で、政治経済や商学部、国際日本学部は論述問題も出題されるので、全体的な難易度はMARCHの中でも高い傾向にあります。
今回は、明治の世界史の特徴を紹介しつつ、世界史を得点源にするための対策法を解説していきます。
この記事の執筆者
これまで、僕の教え子にはGMARCHで9割の点数とった生徒や共通テストで9割以上を取った生徒もおり、この記事の方法を実践していったので、参考にしてみてください。
この記事でわかること
この記事を読み終えたら、問題の傾向だけでなく、使うべき参考書や対策法、勉強法が身についている状態になります。
明治大学 各学部 世界史の特徴
まずは明治大学の全体的な世界史の特徴を紹介します。
学部名 | 偏差値 | 解答形式 | 問題数 | 頻出主題傾向 |
---|---|---|---|---|
政治経済学部 | 62.5~65 | マーク・記述・論述式 | 30~35問 | 時代:近世・近代・現代 (文化史は古代) 分野:政治・経済・社会・文化史 |
経営学部 | 62.5~65 | マーク・記述式 | 40~45問 | 時代:近世・近代・現代 (文化史は古代・中世) 分野:政治・経済・社会・文化史 |
商学部 | 62.5~65 | マーク・記述・論述式 | 40~45問 | 時代:古代・近世 (文化史は古代・中世・近世・現代) 分野:政治・経済・社会・文化史 |
情報コミュニケーション学部 | 62.5~65 | マーク・記述式 | 約50問 | 時代:近世・近代・現代 (文化史は古代・中世) 分野:政治・経済・社会・文化史 |
国際日本学部 | 62.5 | マーク・記述・論述式 | 40~50問 | 時代:近世・近代・現代 (文化史は古代) 分野:政治・経済・社会・文化史 |
文学部 | 60~65 | マーク・記述式 | 約50問 | 時代:古代・近世・近代・現代 (文化史は古代・中世) 分野:政治・経済・社会・文化史 |
法学部 | 60~62.5 | マーク・記述式 | 約40問 | 時代:近世・近代・現代 (文化史は古代) 分野:政治・経済・社会・文化史 |
明治世界史 全体的な特徴と出題傾向
- <プチ早稲田>
ミニ早稲田ともいいますが、早稲田を簡単にした問題が多いです。
早稲田受験者の滑り止め、準備としてはうってつけ。 - <各学部ごとの対策が必要>
問題の難易度自体はどの学部も難しくないが、政治経済で論述問題がでたり、国際日本では英単語がでたりと問題にクセがあるので、各学部の過去問はやっておいた方が良い。 - <形式と難易度>
・マーク(正誤問題・選択問題):標準~やや難
・記述:標準~やや難
・論述:後述
正誤問題や記述問題が良問が多く、全体的な私大の対策として利用できる問題が多いです。
上でも書きましたが、特に早稲田との親和性が高いので、早稲田志望者は過去問を解いてみることをおすすめします。 - <論述>
・政治経済:200~240文字
・商学部、国際日本学部:約100字(3行以内)
で出題されます。
商、国際日本はできなくても合格できるが、政治経済は論述が合否に直結するので、必ず対策が必要。 - <時代や分野>
時代:古代~現代
内容:政治・経済・社会・文化史
時代は古代から現代まで幅広く出題されるが、法や経営など社会経済系の学部は近世~現代が多い。
また、アジアからの出題は中国史が頻出なので、要対策。
政治経済学部
- 偏差値:62.5~65
- 配点:100点
- 問題数:30~35問
- 解答形式:マーク・記述・論述
- <プチ早稲田>
まさに早稲田受験者との併願にもってこい、と言わんばかりに似ています。
なので、早稲田の練習にもなります。 - <形式と難易度>
・マーク(正誤問題・選択問題):標準~やや難
・記述:標準~やや難
・論述:後述 - <論述>
政治経済学部は、論述問題200~240字の論述問題が合否に直結するので、必ず対策した方が良いです。
(この問題すら早稲田法に形式が似ているので、早稲田志望者は一石二鳥) - <時代や分野>
社会科学の学部(法や経済、商)にありがちだが、近世以降の政治や外交、社会史の問題が多い。
もし、近世以降に苦手意識がある場合は、徹底的に苦手をつぶすこと。
また、中国の近世以降はよく出るため、対策必須。
経営学部
- 偏差値:62.5~65
- 配点:100点
- 問題数:40~45問
- 解答形式:マーク・記述
- <形式と難易度>
・マーク(正誤問題・選択問題):標準~やや難
・記述:標準~やや難
・論述:なし
問題数も約40問と多くないので、時間通りに終わらせよう。 - <時代や分野>
近世~現代までの政治が最も多い。
ただ、文化史は古代や中世からの出題があるため、別途対策が必要。
アジア方面では中国史の出題が多いため、苦手な人は早めに対策しておこう。
商学部
- 偏差値:62.5~65
- 配点:100点
- 問題数:40~45問
- 解答形式:マーク・記述・論述
- <形式と難易度>
・マーク(正誤問題・選択問題):標準~やや難
・記述:標準~やや難
・論述:後述
正誤問題は良問が多いので、共通テストとの相性が良い。 - <論述>
約100字前後の説明問題が多い。 - <時代や分野>
古代から近世、文化史はほぼ時代が出題範囲にはいるため、広く学習する必要がある。
情報コミュニケーション学部
- 偏差値:62.5~65
- 配点:100点
- 問題数:約50問
- 解答形式:マーク・記述
- <形式と難易度>
・マーク(正誤問題・選択問題):標準~難
・記述:標準~やや難
・論述:なし
・時間:足らなくなる可能性あり
細かい知識も聞いてくるので、マークの正誤問題が難しい。
明治世界史の難易度としては、難しい方に入ります。
また、論述問題がないのに、時間切れになるほど文章が多い。
過去問対策の際も、必ず時間をはかって解きましょう。
早稲田の正誤問題対策にもなるので、正誤が出る早稲田の学部の準備にも良し。 - <時代や分野>
広い時代と分野が出題される。
特に中国史は頻出地域なので、対策の必要あり。
国際日本
- 偏差値:62.5
- 配点:100点
- 問題数:40~50問
- 解答形式:マーク・記述・論述
- <形式と難易度>
・マーク(正誤問題・選択問題):標準
・記述:標準
・英語の長文あり
・論述:後述
問題自体はそこまで難しくないが、英語での出題があり、過去「英単語での解答」もあった。
(「プランテーション」を「Plantation」と書かせたり)
英語力も問われるので、苦手な人は英語対策が世界史の対策のつもりで勉強しよう。 - <論述>
約100字前後の説明問題が多い。
対策はページの下記へ。 - <時代や分野>
時代は近世~現代が多い。文化史では古代が頻出。
文学部
- 偏差値:60~65
- 配点:100点
- 問題数:約50問
- 解答形式:マーク・記述
- <形式と難易度>
・マーク(正誤問題・選択問題):標準~やや難
・記述:標準~やや難
・論述:なし
難問も少なく、標準的な問題が多い。
きわめてオーソドックスな私大の問題。 - <時代や分野>
時代的にはほぼ全範囲が出題される。文化史は古代や中世が多い。
法学部
- 偏差値:60~62.5
- 配点:100点
- 問題数:約40問
- 解答形式:マーク・記述
- <形式と難易度>
・マーク(正誤問題・選択問題):標準~やや難
・記述:標準~やや難
・論述:なし
基本的にすべて良問。
出来たら世界史の基本的な実力がついている証拠。 - <時代や分野>
社会科学系の学部だけあり、近世~現代の出題が多い。
文化史は古代。
明治大学 世界史対策(参考書・勉強法)
MARCHの世界史対策は長くなってしまうので、別にまとめています。
この記事で徹底解説しているので、「参考書や勉強法が知りたい」・「明治大学での併願や他のMARCHとの併願も考えている」という人におすすめです。
実際にMARCHで合格した生徒、9割取った生徒もいますので、参考にしてください。
明治大学 商・国際日本・政治経済学部 世界史論述対策について
上でも少し書きましたが、明治では商・国際日本・政治経済学部で論述問題が出題されます。
商と国際日本は文字数も100字なのでそこまで難しくありませんが、政治経済学部は文字数も多いですし、難易度もMARCH内ではトップクラスです。
なので、下記の記事で具体的に解説しているので、受験する可能性がある人は参考にしてください。
まとめ:明治大学 世界史対策の3つのポイント
明治大学の世界史対策のポイントをまとめると以下の3つになります。
- 良問が多く、難易度としてはMARCH内でも難しいため、明治対策をすれば他のMARCH対策にもなり、併願する際はコスパが良い(具体的な対策法はこちらへ)
- 政治経済学部・商学部・国際日本学部は論述問題が出題される
(論述の対策記事はこちら) - 各学部の問題に少しクセがあるので、学部ごとの過去問はやった方が良い。
明治大学は、MARCH中でも難しい部類に入るので、世界史以外の国・英にも時間がかかります。
最近はもうMARCHでも、MARとCHで全体的な難易度は分けられますね。
国英は文系受験の基礎なので、勉強に困っている場合は、下記の記事で塾・予備校も検討してみてください。
現在準備中です。
以上もっちゃんでしたー!