「世界史の定期テストで点数が取れない…」「このままだと、推薦や大学受験で合格できない…」
こんな風に悩んでいませんか?
世界史は暗記量や理解しなければいけない事柄が多いですが、一方で適切に勉強すれば国語や英語に比べて、すぐ結果が出る教科になっています。
また世界史のテスト勉強は、評定だけでなく大学受験や現代社会を理解するうえでも非常に重要です。
本記事では、テスト勉強をする上での前提、実際に点数が取れる勉強法やスケジュールとともに、やってはいけない勉強法についても解説していきます。
この記事を書いている僕は、高校時代の歴史の教科ではほぼ毎回9割以上を取り100点だったこともあります。
また、世界史は高校時代、専門的に習っていませんでしたが、授業で教師になれるほど勉強しました。
実際に、定期試験でも点数が取れる手法をメインに解説しますので、是非参考にしてみてください。
世界史の定期テストで点数を取るための前提
まず具体的な勉強法に入る前に、「点数を取るための前提」を3つまとめました。
- 定期テストは、推薦だけじゃなく受験勉強にもつながること意識する
- 世界史のテスト範囲を確認する
- 目標点を設定する(一般受験が視野に入っているなら常に100点)
上記3つの意識があるかないかだけで、結果に大きな差が生まれるので、しっかり理解しましょう。
定期テストは、推薦だけじゃなく受験勉強にもつながること意識する
本記事を見ている人は、推薦のための勉強をしている人も、一般受験のための勉強をしている人もいると思います。
推薦は評定が大切なので、テスト結果はもちろんですが、一般受験でも定期テストの点数が高い人が合格する可能性は高いです。
なので、「一つの積み重ねが一般受験の結果にも直結する」と思って取り組んでください。
世界史のテスト範囲を確認する
勉強を始める際に、テスト範囲は必ず確認してください。
なぜなら、「範囲を明確にしないとゴールがわからないから」です。
マラソンと一緒で、「とりあえず走ってください」と言われるのと、
「3㎞がゴールです」と言われるのでは、精神的な負担が違いますよね?
自分のモチベーションを維持するためにも、テスト範囲は必ず明確にしましょう。
目標点を設定する(一般受験が視野に入っているなら常に100点)
推薦の場合、部活をやっている場合もあるので、目標点や時間配分を考えて勉強に取り組みましょう。
ただ、一般受験の場合は、どうあがいても世界史を使うことになるので、「学校のテストは絶対に100点をとる!」くらいの意気込みでやりうましょう。
(やり方は、この後解説します)
もちろん慣れないうちは、徐々に上げていっても大丈夫ですが、意識としては常に100点を取る、くらいの気持ちで取り組むことで、そのあとの伸びがだいぶ違います。
ちなみにこの記事では、常に100点を目指しているので、特に一般受験の人は参考にしてください。
世界史の勉強法(参考書)とスケジュール
基本的にテスト前の勉強スケジュールは、
- 2週間~1週間前:テスト範囲の全体像や歴史の流れを理解する
- 1週間前~3日前:問題集や授業プリント、授業ノートを使い暗記する
- 3日前~前日:出来なかった・苦手だった分野を復習する
以上のように、「2週間~1週間前」・「1週間前~3日前」・「3日前~前日」で分けて、やるべきことを考えると勉強がしやすいです。
※部活が忙しい人は期間を調整して、勉強してください。
では、これから具体的にスケジュール内での勉強法について説明しますね。
2週間~1週間前:テスト範囲の全体像や歴史の流れを理解する
まずは、ざっくりとテスト範囲の「歴史の流れ」を理解しましょう!
いきなり一問一答や細かい知識から勉強しようとしても、因果関係がわからないので、暗記もしづらいです。
極端に言うと、ドラマや映画をランダムな場面から見ているようなものになります。
(それで面白いって言う人もいますが、理解するには最初から見た方が良いですよね(笑))
なので、「歴史の流れ」=「因果関係」をつかむとこの後の勉強もかなりスムーズになります。
「歴史の流れ」=「因果関係」とは、「ある出来事の原因と結果」のことになります。
この後の勉強を効率的に進めるためにも、「歴史の流れ」=「因果関係」を掴んでみてください。
流れの理解に役立つ参考書と勉強法
二冊のおすすめの本があります。
どちらかでかまわないので、片方揃えてみてください。
流れの理解に役立つ参考書
- 基礎からやりたい人→『ナビゲーター世界史』(おすすめはこちら)
- 教科書に苦手意識がない人→『詳説世界史B』山川出版社
あとは、下記のステップで勉強してみてください。
流れの理解に役立つ勉強法
- テスト範囲の『ナビゲーター』or教科書を読み、線を引いたり太文字の重要用語を覚える(『ナビゲーター』の場合は問題を解く)
- 1ページずつ解き、全部解けるまでやり直し、解けたら次のページに行く
1週間前~3日前:問題集や授業プリント、授業ノートを使い暗記する
1週間前~3日前では、細かい暗記が必要になります。
「流れ」がわかれば後は、そこに付けたしていく勉強になります。
ポイントは、一つの参考書を何度もやること。
たまに、いろんな参考書に手を出す人がいますが、多くの人は何をやっているかわからず、知識として身についていきません。
100点を取るためにも、下記のおすすめ参考書から一つ選んで徹底的にやってみてください。
暗記等におすすめの参考書と勉強法
授業のプリントやノート、もしくは下記のどちらかを使ってみてください。
暗記等におすすめの参考書
- 授業で使ったプリント、ノート
- 授業のプリント、ノートが使いづらい人→『一問一答』Z会
- 世界史を得意にしたい人→『一問一答』東進
この参考書を揃えたら、下記のステップで勉強してみてください。
暗記等におすすめの勉強法
- テスト範囲の授業プリントや授業ノート、一問一答を1ページずつ解き、全部解けたら次のページに行く
- 解く時に、持っている教科書やナビゲーター、資料集で地図や史料を確認する
間違えた問題はその都度チェックを入れる
3日前~前日:出来なかった・苦手だった分野を復習する
3日前~前日ではこれまでの出来なかった・苦手だった分野に絞り復習していきます。
僕自身は、近代ヨーロッパが苦手だったので苦労しました。
しかし、前日までにもう一度復習するだけでも、テストの点数はかなり上がります。
なので、あきらめずに最後まで目標のために、勉強に励んでください。
苦手分野のおすすめの勉強法
- これまでにチェックをつけた問題や苦手分野のナビゲーターや教科書を読む
- 苦手分野、チェックをいれた問題を授業プリントや授業ノート、一問一答を使ってもう一度解く
世界史の勉強に時間を割けないときの対処法:一冊を完璧に覚える
ここまで二週間前からの勉強法を解説してきました。
ただ中には、
「先生…、でも本当に時間がなくて、ここまで教えてもらったスケジュールが出来ません…」
という人もいるでしょう。
本当に時間が無くて、細かいことができない人は「一冊を完璧に覚える」ようにしましょう。
なぜなら、一日や二日でできるとはたかが知れているからです。
なので、いろいろ手を出して全部中途半端になるよりは、一冊を完璧にした方が結果的に点数が取れるので、欲張りはせず割り切って勉強してください。
おすすめは、一問一答や授業プリントでの勉強です。
世界史でやってはいけない勉強法
ここまでで、勉強法を解説しましたが、一方で「やっていはいけない勉強法」もあります。
「この勉強法であっているのか…」と不安に思う人は確認しましょう。
一夜漬けは基本的にNG
一夜漬けは絶対におすすめしません。
なぜなら、少し日が経つと何も覚えていないからです。
これは脳の構造上仕方がないので、必ずやめましょう。
みなさんも、一夜漬けした内容が模試や日が経った後のテストで思い出せないことありませんでしたか?
そうならないためにも、コツコツと時間をとって勉強するようにしてください。
答えを見ながら解いて、覚えた気になっている
「勉強したのにできない…」はこのパターンの生徒が多いです。
なぜなら、答えを見ながらだと、覚えているようで実は覚えていないからです。
世界史は、一つの用語でも正確に覚える必要があるので、答え無しでも書ける・言えるようにしておきましょう。
インプットばかりで、問題を解かない
なぜ問題を解かないとだめなのか、理由は二つあります。
一つは、インプット(読む)は、ストレス解消になっているので、勉強時間は立っているが、暗記出来ていないことが多く、「受験勉強の暗記」では効率が悪いです。
二つ目は、人間は読むだけ、見る・聞く・読むだけでは覚える効率が悪いからです。
例えば、日本でトップクラスの難しい司法試験でも、「読んでいるだけ」ではなく、語呂を声に出して読んだり、書いて覚えることが多いそうです。
なので、必ず「声に出す、書く」などアウトプットを徹底して、勉強しましょう!
そうすれば、効率的な勉強になります。
文系私立受験の勉強法と私大世界史受験を極める方法
今回は世界史の定期テスト勉強法について解説しました。
一方で、この記事を見ている方の中には、「私立受験をどうにかしたい…」「受験の世界史が出来なくて困っている…」という人もいると思います。
そんな人たちのための、下記の記事を用意したので、興味がある方は是非読んでみてください。
※現在、準備中ですのでお待ちください
まとめ:世界史の定期テストは自分に合った学習方法の継続が大切
今回は、
まとめ
- 2週間~1週間前:テスト範囲の全体像や歴史の流れを理解する
- 1週間前~3日前:問題集や授業プリント、授業ノートを使い暗記する
- 3日前~前日:出来なかった・苦手だった分野を復習する
- 世界史の勉強に時間を割けないときの対処法:一冊を完璧に覚える
- 世界史でやってはいけない勉強法
を解説しました。
上記の勉強法は一例ですが、このやり方で指導をし、高得点を上げている生徒がいるので参考にしてみてください。
ただ、あくまで勉強法は手段です。
点数が取れれば良いので、この記事や自分のやり方をミックスして、自分に合った方法を作り上げて見てください。
もし質問があれば、この記事にどしどしください!
もっちゃんでしたー!