成成明学獨國武・日東駒専・産近甲龍の世界史勉強法

・成成明学獨國武、日東駒専、産近甲龍が志望校だけど世界史の対策法がわからない…
・参考書や勉強法をなるべく具体的に知りたい

今回の記事は成成明学獨國武、日東駒専、産近甲龍の世界史対策の記事になります。

今上げた大学は具体的に、

  • 成成明学獨國武=(成城・成蹊・明学・獨協・国学院・武蔵)
  • 日東駒専=(日本・東洋・駒澤・専修)
  • 産近甲龍=(京都産業・近畿・甲南・竜谷)

のことで、日本の中堅・有名私立大学を指します。だいたいの偏差値が50代後半までの大学です。

これらの大学の世界史は、細かい変化はあれどだいだいの難易度は変わらないため、対策の内容もはそこまで変わりません

今回の記事で徹底的に対策を解説しみなさんが勉強法で迷わないようにしようと思います。

前半ではそれぞれの大学の特徴を説明し、後半では対策法について解説していきます。

この記事の著者

目次

成成明学獨国武の偏差値

成成明学獨國武は成城・成蹊・明学・獨協・国学院・武蔵、それぞれの大学を合わせた略称で、受験生の多い関東でも人気の大学群です。

今回は世界史受験対策のため、文系の偏差値を紹介しますが、以下の通りです。

大学偏差値
成城大学50~60
成蹊大学55~60
明治学院大学52.5~62.5
獨協大学45~55
国学院大学45~60
武蔵大学52.5~60

だいぶ開きがあるように見えますが、共テ利用や科目数が変わるので偏差値がぶれています。

文系3科目の場合は、基本的に52~58くらいの偏差値だと思いましょう。

日東駒専の偏差値

日東駒専は日本・東洋・駒澤・専修の4大学の略称で、同じく関東で人気の大学群になります。

文系の偏差値は以下の通りです。

大学偏差値
日本大学45~55
東洋大学47.5~60
駒澤大学50~60
専修大学52.5~57.5

こちらもだいぶ開きがあるように見えますが、共テ利用や科目数が変わるので偏差値がぶれています。

文系3科目の場合は、基本的に50~58くらいの偏差値だと思いましょう。

産近甲龍の偏差値

産近甲龍は、京都産業・近畿・甲南・竜谷の略称で、関西で人気の私立大学です。

大学偏差値
京都産業大学50~55
近畿大学50~57.5
甲南大学52.5~55
竜谷大学42.5~55

こちらもだいぶ開きがあるように見えますが、共テ利用や科目数が変わるので偏差値がぶれています。

文系3科目の場合は、基本的に50~55くらいの偏差値だと思いましょう。

これらの大学を目指すうえでの3の前提

具体的な勉強法の前に、今回紹介した大学を目指す上での前提を3つ紹介しておきます。

なるべく早く受験勉強を始めることができればそれだけで有利

これは今回の大学に限りませんが、受験勉強は先行した方が有利です。

よく「いつから受験勉強を始めれば良いですか?」と聞かれますが、大学受験は早ければ早いに越したことはありません

なぜなら、どうしても勉強量で成績が上がる面があるからです。

ただ、これだけだと不親切なので、ある程度の基準を示すと下記の通りになります。

志望校始めるのに理想的な時期遅くとも始めたい時期
共通テストのみ/日東駒専/産近甲龍/高2の冬高3の夏
GMARCH中下位/関関同立高2の冬高3の春
GMARCH上位/早慶上智/難関国立高2の秋高2の冬
最難関国立(東京・京都・一橋・大阪・九州)高2の秋

今回紹介した大学はどれだけ遅くても高3の夏には始めないと間に合わないと思います。

ただ、なんども言うように早くに始めた方が良いので、明確な目標が見つかったらそれに向けて全力で取り組みましょう。

教科書レベル(基礎レベル)の問題が解ければ十分合格

今回紹介している大学の問題は、教科書レベルのことが理解・暗記できていれば十分合格できます。

よく「私大の世界史は細かすぎる」なんて言います。

確かに成蹊大学なんかだと細かい問題も出てきますが数問しかでないので、その問題が解けなくても他ができていれば合格できます。

なので、細かいところに気を取られず、あくまで基礎を徹底的に固めるようにしましょう

共通テストは7割を狙う(欲を言えば8割だが、結構大変)

今回紹介した大学は共通テスト利用で合格しようとすると、8割ほどになります。

ただ、共通テスト利用で合格するのは難度が高いため、目標としては7割を目指しましょう。
と、言うのも7割と8割には壁があるため、7割を8割にするのは結構大変です。
なので、7割を目標に勉強しましょう。

6割でも勝負できますがすこし心配です。

なので、7割ならB判定、8割ならA判定というイメージを持って、7割(欲を言えば8割)を目指してください。

使う参考書・問題集

ではここから実際に使う参考書・問題集について紹介します。

絶対に必要な<三種の神器>

僕はこのサイトで必ず使う<三種の神器>という、下記の3種類の参考書を紹介しています。

<三種の神器>

この参考書は、日東駒専でもMARCHでも早慶でも東大でも、世界史受験の人なら必ず持っていて欲しい参考書です。

なぜなら、世界史の基礎的な理解や暗記をこれらの参考書で行うからです。

教科書+資料集+一問一答から、1つずつ必ず準備しておいてください。

※教科書を読むのが苦手な人は動画を!「ムンディ先生の世界史20話プロジェクト」(youtube)

<三種の神器>を紹介しましたが、一方で「読むのが苦手!」という受験生もいると思います。

そういう生徒は、まず最初に動画で世界史の概要を把握すると良いです。

この紹介しているムンディ先生は、公立の先生で世界史の本も出されている方です。

動画がとてもわかりやすく評判なので、「動画でわかりやすく学びたい!」「予習復習を動画でしたい!」という人は、とてもおすすめです。

※いろいろな有料の動画サービスはありますが、基礎的な受験ならこのムンディ先生の動画で十分です。

対策にぴったりな問題集:『世界史 基礎問題精講』

今回の私大対策にぴったりな問題集が旺文社の『世界史 基礎問題精講』

ちょうど偏差値60くらいまでを網羅している問題集で、MARCH・関関同立未満の私大ならこの問題集だけで十分なレベルです。

解説が丁寧でポイントもしっかりとまとめられているので、復習もしやすいおすすめの問題集です。

総仕上げ!:共テの過去問と志望校の過去問

最後は、共通テストと志望校の過去問です。

共通テストは、赤本1冊とできれば対策問題集も1冊あると良いです。

志望校の過去問も1冊準備してください。

ではこれらを準備してたら、次の具体的な勉強法を実践してみてください。

具体的な勉強の手順

次に勉強法を詳しく説明していきます。

基本的に世界史は「読む・見る(インプット)」→「解く(アウトプット)」が王道の勉強法です。

このサイクルで着実に実力がついていきます

手順➀:ページを区切って教科書(もしくは参考書)を読み内容を理解する(インプット)

最初にインプットをしましょう。

教科書や参考書を10ページや1単元に区切って、読んで内容を理解してください

よく勘違いしている人がいますが、1回で理解できないのは当たり前です。
なので、よくわからない場合は2、3回と読み返してみてください。
最初はわからない文章も次第にわかるようになってきます。

※この時に資料集も手元に置きながら一緒に読むとさらに良し。

※読むのが苦手な人は動画を!「ムンディ先生の世界史20話プロジェクト」(youtube)

教科書を読んでインプットするように伝えましたが、それがきつい人はこちらの動画がおすすめです。

このムンディ先生の動画は世界史の基礎を丸ごと学べるすごい動画なので、参考にしてみてください。

手順②:➀で読んだ範囲と同じ範囲の一問一答を覚える(アウトプット)

次に一問一答で基礎的な単語を覚えましょう。

ここでのポイントは、➀で読んだ範囲(動画で見た範囲)と同じ範囲を覚えること
そして、覚えられない語句は必ずチェックをつける。

チェックをつけないとやり直しがしづらくなってしまいます。

また、よく失敗する例として、適当なページの一問一答を覚えようとしている人がいますが、それだと記憶への定着が悪いです。

インプット→アウトプットの範囲を同じにして、効率的に学習していきましょう。

手順③:➀・②と同じ範囲の『世界史 基礎問題精講』を解く

手順③も基本的に今までと同じです。

➀や②と同じように、今までに学習した範囲と同じ範囲を解いてください

この問題集も解いて間違えたら答えの方に必ずチェックを入れましょう。

そうすれば2回目、3回目を解いたときに「ここが得意・苦手」がわかり、苦手な問題に時間を費やすことができます。

目標としては、志望校受験前に3周できてることです。

手順④:マーク模試6割を目指す

ここまでの手順➀~③を繰り返しおこなえば、マーク模試で5~6割に届きます。

6割取れれば基礎的な実力はついているので、手順➀~③を徹底的にやってみてください

もしそれでも模試が苦手なら、先生から模試の過去問をもらいましょう
(模試の過去問はあまり売っていないので、学校でもらうことが一番早いです)

手順⑤:高3の夏になったら「共テ過去問・対策問題集」を解く(最終目標は7~8割)

➀~④を順当にこなしていき、高校3年生の夏になったら共通テストの過去問に入りましょう。
「まだ範囲が終わっていないです!」という人もいるかもしれませんが、それでも始めましょう。

予習の範囲は「こんなのが出るんだ~」とつまみ食い的で良いので、解いてください。
共テを後に後に回すと結局間に合わなくなってしまい、実力も身につかないままになってしまうからです。

特に今回の成成明学獨國武や日東駒専・産近甲龍では、共通テストに似ているレベルの正誤問題がよく出題されます。
なので、共通テストの対策がそのまま志望校の対策になるので、早くから対策を始めましょう。

※「学校の授業が終わらない…」・「予習してから問題を解きたい…」という人は、ムンディ先生の動画がおすすめです。

手順⑥:志望校の過去問を解く(目標は7割)

➀~⑤までできれば、後は実際に過去問を解くだけです。

私大の場合、多くの合格点は6~7割なので、7割を目指して解きましょう
目安は赤本1冊を2周です。
期間としては11月か12月くらいから解き始められると良いです。

まとめ:対策の3つのポイント

今回の対策ポイントは「目指すうえでの前提」・「使う参考書」・「勉強の手順」の3つになります。

ポイント1:目指すうえでの前提

  1. なるべく早く受験勉強を始めることができればそれだけで有利
  2. 教科書レベル(基礎レベル)の問題が解ければ十分合格
  3. 共通テストは7~8割を狙う

ポイント2:使う参考書・問題集

  1. 絶対に必要な<三種の神器>
    ※教科書を読むのが苦手な人は動画を!「ムンディ先生の世界史20話プロジェクト」
  2. 対策にぴったりな問題集:『世界史 基礎問題精講』
  3. 総仕上げ!:共テの過去問と志望校の過去問

ポイント3:勉強の手順

  1. ページを区切って教科書(もしくは参考書)を読み内容を理解する(インプット)
    ※読むのが苦手な人は動画を!「ムンディ先生の世界史20話プロジェクト」(無料)
  2. ➀で読んだ範囲と同じ範囲の一問一答を覚える(アウトプット)
  3. ➀・②と同じ範囲の『世界史 基礎問題精講』を解く
  4. マーク模試6割を目指す
  5. 高3の夏になったら「共テ過去問・対策問題集」を解く(最終目標は7~8割)
  6. 志望校の過去問を解く(目標は7割)

このポイントをおさえて、頑張ってください。

今回の方法を実践すれば、着実に学力はついてくるので、その日の努力が未来の自分を作ると思って一日一日頑張ってください

以上、もっちゃんでしたー!

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