受験のプロおすすめ【立教大学 世界史対策】

・立教大学に合格したいけど、世界史の対策方法がわからない…

立教大学は入試改革を実施し、英語ができなければ合格できない大学になりました。

また、入試制度も若干複雑なため、事前に制度を把握しておく必要があります。

一方で、制度を把握し英語をクリアしたとしても、国語・世界史の難易度も高いため油断することはできません

そこで今回の記事では、前半で立教大学の入試の特徴を紹介しつつ、後半では世界史の対策法を解説していきます。

この記事の執筆者

この記事を書いている僕は、高校で最難関クラスの担任であり、偏差値73.6や旧センター試験で95点、また立教大学の一般選抜で9割を達成した生徒を指導してきました。

現在でも立教志望生を指導しているので、現状の受験生の悩みと交えて、参考になる情報を公開していきます。

この記事でわかること

  1. 立教大学の全体的な受験制度がわかる
  2. 立教大学 各学部の世界史の傾向がわかる
  3. 立教大学に合格するための、具体的な対策法・勉強法がわかる
目次

立教大学の受験制度の特徴

立教は近年入試改革を始めました。

その特徴は大きく分けると2点になります。

  • ほぼすべての受験で外部検定利用・共通テスト利用(英語)が課される
  • 個別入試を数回受験できる

では、1つ1つ解説していきますね。

ほぼすべての受験で外部検定利用or共通テスト利用(英語)が課される

出典;Benesse ミライ科

上の画像はBenesseさんのサイト「ミライ科」が立教大学の一般入試の英語入試について、まとめてくれたものです。

簡単に言うと、立教の入試はほぼすべての入試で英語の外部検定か共通テストの点数を利用する、ということです。

しかも、求められる英語の基準が高い!

出典:知の泉

この表を見ると、英検でも2195点で85%。

2195点は英検2級~準1級の間の点数であるため、相当英語ができなければいけません

そのため、とにもかくにも立教対策のためには、英語ができるようになっておく必要があります。

個別入試(一般選抜)を数回受験できる

立教大学 入試情報 (2022年度入学の例)

上記の表は、立教大学の個別入試(一般選抜)の受験日になります。

他の私立大学は、基本的に個別入試は1回(もしくは全学部も合わせて2回)受験できますが、立教は最低4回チャンスがあります。

デメリットとしては、全学部入試がない分、「立教のどこかにひっかかれば良いや」という生徒には少し不利でしょう。

しかし、「絶対に立教が良い!」・「立教のこの学部に入りたい!」という生徒には、チャンスが何回もあります

※注意点

ただ一番大切な注意点は、個別入試(一般選抜)も、英語は外部検定or共通テストを利用するということです。
なので、立教狙いの生徒は絶対に絶対に絶対に英語対策を怠らないでください!!!

まとめ:立教大学受験の特徴と大前提

上記の英語配点の特徴を踏まえると、下記2つの前提に立教受験は戦略を立てる必要があります。

立教受験の2つの前提

  1. なるべく早く外部検定利用で基準値(85%相当)に到達する
  2. ➀が達成できなかった場合、共通テスト利用で85%を目指す

この記事では、世界史の対策を話しますが、立教受験は前提として英語の重要性を理解することが大切です。

※英語も含め、全科目の立教対策を視野に入れたい人は、下記の記事を参考に塾や予備校も検討してみましょう。

立教大学 各学部 世界史の特徴

ここからは世界史についての解説していきます。

まずは、立教大学の世界史の入試問題の特徴を紹介します。

立教大学 世界史 全体的な特徴と出題傾向

スクロールできます
学部名偏差値解答形式頻出主題傾向
異文化コミュニケーション学部67.5マーク・記述(・一部論述)・時代:古代~現代の全範囲
・内容:政治・経済・社会・文化
経営学部65〃〃〃〃
社会学部62.5~65〃〃〃〃
現代心理学部60~65〃〃〃〃
経済学部60~62.5〃〃〃〃
観光学部60〃〃〃〃
文学部57.5~62.5〃〃〃〃
コミュニティ福祉学部57.5~60〃〃〃〃
法学部57.5~60〃〃〃〃

偏差値は河合塾・パスナビを基準にしています。

  • <難易度は標準だが、テーマ史がユニークな出題形式>
    <石油資源史>や<ノーベル賞関連史>など、ユニークなテーマ史からの出題になるため、多角的な視点で問題を解くことが求められること。
  • <時代や分野>
    古代から現代までの、政治・経済・社会史がメイン。
    文化史は数問だけ入るが、少ない。

説明した通り、立教大学は2022年⦅2021年度⦆入試から、「全学部日程」を無くし、同一学科での受験にしました。
簡単に言うと、どの学部も日程ごとに違う試験を4回受けます。
(文学部は+一回チャンスあり)
なので試験問題ごとの傾向は、このサイトでは「一回目」と表記します。

一回目

出題傾向

  • 配点:100点
  • 解答形式:マーク・記述
  • 頻出出題傾向
    ・時代:古代~現代の全範囲
    ・内容:政治・経済・社会・(少し)文化
  • <形式と難易度>
    ・マーク(正誤問題・選択問題):約3~4割
    ・記述:約6~7割
  • 特徴としては二点あげられる。
    一つ目は<石油資源史>や<ノーベル賞関連史>など、ユニークなテーマ史からの出題になるため、多角的な視点で問題を解くことが求められること。
    二つ目は、古代から現代まで幅広く出題されるため、苦手な時代を作らないことが重要であること。
  • <時代や分野>
    ・時代:古代~現代の全範囲
    ・内容:政治・経済・社会・(少し)文化

二回目

出題傾向

  • 配点:100点
  • 解答形式:マーク・記述
  • 頻出出題傾向
    ・時代:古代~現代の全範囲
    ・内容:政治・経済・社会・(少し)文化
  • <形式と難易度>
    ・マーク:約2~3割
    ・記述:約6~7割
  • <時代や分野>
    ・時代:古代~現代の全範囲(近現代が多い印象)
    ・内容:政治・経済・社会・(少し)文化

    ※講評は一回目と同じ

三回目

出題傾向

  • 配点:100点
  • 解答形式:マーク・記述
  • 頻出出題傾向
    ・時代:古代~現代の全範囲
    ・内容:政治・経済・社会・(少し)文化
  • <形式と難易度>
    ・マーク:約4割
    ・記述:約6割
    ほとんど標準レベルの問題だが、ユニークな問題も見られるため、写真や地図も細かく抑えておこう。
    (ヴァイキング船・三段櫂船・ジャンク船・ダウ船の違いを写真無しで答えさせるなど)
  • <時代や分野>
    ・時代:古代~近代、(少し)現代
    ・内容:政治・経済・社会・(まれに)文化

四回目

出題傾向

  • 配点:100点
  • 解答形式:マーク・記述
  • 頻出出題傾向
    ・時代:古代~現代の全範囲
    ・内容:政治・経済・社会・(少し)文化
  • <形式と難易度>
    ・マーク:約4割
    ・記述:約6割
    ・論述:小論述一問
    ・難易度:標準(少しだけ「やや難」問題あり)
    マークは標準的な語句選択と正誤問題が多い。
    記述も標準的なレベル。 論述は「1行で説明しなさい」という、小論述。
    語句選択・正誤(・少しだけ時系列並べ問題)・記述・論述が全て入っている総合的な問題。
  • <時代や分野>
    ・時代:古代~近代、(少し)現代
    ・内容:政治・経済・社会・(まれに)文化

文学部(キリスト教、文、教育、史)

※文学部のみ独自の試験があるため抜粋

出題傾向

  • 配点:100点
  • 解答形式:マーク・記述
  • 頻出出題傾向
    ・時代:古代~近代、(少し)現代
    ・内容:政治・経済・社会・(少し)文化
  • <形式と難易度>
    ・マーク:約4割
    ・記述:約6割
    ・論述:小論述一問
    ・難易度:標準(少しだけ「やや難」問題あり)
    マークは標準的な語句選択と正誤問題が多い。
    記述も標準的なレベル。
  • <時代や分野>
    ・時代:古代~近代、(少し)現代
    ・内容:政治・経済・社会・(少し)文化

立教大学 世界史対策法(参考書・勉強法)

サイトをリニューアルし、MARCH対策はすべて下記の記事にまとめました!
この記事にすべて詰め込んでいるので、対策法は参考にしてください。

まとめ

何度も言うように、立教は英語が最重要。

そして、そのあとに世界史です。

なので、上でも説明した下記の前提を踏まえながら、世界史も勉強してください。

立教受験の2つの前提

  1. なるべく早く外部検定利用で基準値(85%相当)に到達する
  2. ➀が達成できなかった場合、共通テスト利用で85%を目指す

これがクリアできそうな人は、下記の記事を使って思う存分世界史を勉強してみてください。

以上、もっちゃんでした。

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