世界史教師おすすめの【慶應義塾大学 世界史対策】(参考書・勉強法)

・慶應大学に合格したいけど、世界史の対策方法がわからない…
・対策方法とか、おすすめの参考書が知りたいな…

今回の記事は、上のような受験生の悩みを解決できる記事になっています。

僕はこれまで下記のような経歴で受験生を指導してきました。

この記事の執筆者

これまで、僕の教え子には偏差値70台、共通テストで9割以上を取った生徒や私大入試で9割以上とった生徒もおり、この記事の方法を実践して成績を爆上げしていきました。

この記事では、前半で慶應義塾大学の各学部の傾向を紹介し、後半では実際に受かるためのステップについて詳しく解説していきます。

この記事でわかること

  1. 慶應義塾大学 各学部の世界史の傾向がわかる
  2. 慶應義塾大学に合格するための、具体的な対策法・勉強法がわかる

この記事を読み終えたら、大学の傾向だけでなく、使うべき参考書や対策法、勉強法が身についている状態になります。

目次

慶應義塾大学 各学部 世界史の特徴

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学部名偏差値解答形式頻出主題傾向
法学部67.5全てマーク・時代:古代~現代の全範囲
・内容:政治・経済・社会・文化
経済学部67.5マーク・記述・論述〃〃
商学部65~67.5マーク・記述・論述〃〃
文学部65全て記述〃〃

偏差値は河合塾・パスナビを基準にしています。

慶應義塾大学 世界史 全体的な特徴と出題傾向

  1. <学部ごとに全く違う問題>
    自分の志望学部を入念に対策する。
    ・経済や商は論述も出るバランス型
    ・文は記述のみ
    ・法はマークのみ
    ※早慶はどちらも学部ごとに独立してる…
  2. <古代~現代まで幅広く出題>
    ※学部によっては、近現代が多い。
  3. <スピードも意識する>
    経済、商、文は問題数や難易度的に時間がギリギリになりがち。
    スピードも意識する。

法学部

  1. <形式と難易度>
    ・全てマーク問題
    ・難易度:標準~難
    用語の難易度だけで言えば、全私大全学部で最も難しい部類に入る。
  2. <時代や分野>
    ・時代:古代~現代
    ・分野:政治・経済・社会・文化
    時代・分野ともに満遍なく出題。

具体的な対策方法は下の方にあります。

経済学部

  1. <形式と難易度>
    ・マーク:約5割
    (語句選択:約5割 時系列+その他:約5割)
    ・記述:約2割
    ・論述:約2割(6問前後)(60字前後と100字前後)
    ・難易度:標準~やや難
    論述が出る国立との相性◎
  2. <スピードも重要>
    ・試験時間:80分
    試験時間のわりに論述問題が多いで、全然足らないことになる。
    受験生はスピードも測ってやるべし。
  3. <時代や分野>
    ・時代:古代~現代
    ・分野:政治・経済・社会・文化
    時代・分野ともに満遍なく出題。

具体的な対策方法は下の方にあります。

商学部

  1. <形式と難易度>
    ・マーク:約8割
    (ほぼ語句選択問題)
    ・記述:約1割
    ・論述:約1割(5問前後)(全て30字前後)
    ・難易度:標準~やや難
    語句自体の難易度は難しくないので、基礎をしっかり固める。
    国立の併願向き。
  2. <スピードも重要>
    経済学部と同じく、論述や思考に時間がとられるため時間に注意。
  3. <時代や分野>
    ・時代:古代~現代
    ・分野:政治・経済・社会・文化
    時代・分野ともに満遍なく出題。

具体的な対策方法は下の方にあります。

文学部

  1. <形式と難易度>
    ・すべて記述問題
    ・難易度:標準~難
    難問は解けなくても良し。
    その代わり、基礎はすべて取るつもりで解く。
  2. <スピードも重要>
    経済・商学部と同じく、時間に注意。
  3. <時代や分野>
    ・時代:古代~現代
    ・分野:政治・経済・社会・文化
    時代・分野ともに満遍なく出題。

具体的な対策方法は下の方にあります。

慶應義塾大学 各学部 対策法と参考書

※【最重要】志望校対策に入るその前に…[基礎:マーク模試6割の壁]

「早く志望校対策をしなくちゃ…」と焦る気持ちはよくわかります。

しかし、少し待ってください。

僕は、直接生徒やこのサイトでも言っているのですが、まずマーク模試で6割(悪くても5.5割)はとらないと、各志望校の対策はできません。

なぜなら、それより下の点数は世界史の基礎が身についていない状態だからです。

そのままやっても、「なんかよくわからないけど、出来たり出来なかったりするぞ…」や「どの大学でも5割くらいはとれるけど、合格点がとれない…」という、もったいない状態になります。

なので、6割とっていない人は、こちらの記事を参考にしてください。

早く対策をしたい気持ちはわかりますが、まずは基礎を固めましょう!

法学部 対策の3ステップ

法学部では、マークの出題になるので、それぞれの対策を4ステップに分けて解説します。

※慶應法学部は難問の嵐になることがあります。
本気で受かりたいなら、暗記地獄になる覚悟で受けましょう。

  1. ステップ1:マーク対策
  2. ステップ2:マーク対策②(正誤問題対策)
  3. ステップ3:過去問対策

ただ一つ勘違いしないで欲しいのは、このステップを一つだけやればよいわけではなくすべてやると効果がある、ということです。
世界史も、努力した分いきなり偏差値が10や15、一気に上がる日が来ます。
その時までの種まきとして、コツコツ頑張ってください。

ステップ1:マーク対策

現在準備中ですので、少しお待ちください。

ステップ2:マーク対策②(正誤問題対策)

現在準備中ですので、少しお待ちください。

ステップ3:過去問対策

慶應法は、独特な出題なので、赤本を徹底的にやって慣れましょう。

  1. 赤本を5年分解く
  2. 間違ったところは「苦手チェックシート」(後述)にチェックする
  3. チェックシートの単元を復習する
  4. もう一度赤本を解き、9割以上を取る
    (ここまでが一般受験、二週間前までに終えていれば上出来)

苦手チェックシート ※苦手発見に使ってみてください

世界史苦手チェックシート 現代

ここまでくればあとは受けるだけです。

自分の努力に自信をもって、受験してください!

経済学部・商学部 対策の4ステップ

経済学部商学部では、マーク・記述・論述問題の出題になるので、それぞれの対策を4ステップに分けて解説します。

  1. ステップ1:マーク・記述対策
  2. ステップ2:マーク対策②(正誤問題対策)
  3. ステップ3:論述対策
  4. ステップ4:過去問対策

ただ一つ勘違いしないで欲しいのは、このステップを一つだけやればよいわけではなくすべてやると効果がある、ということです。
世界史も、努力した分いきなり偏差値が10や15、一気に上がる日が来ます。
その時までの種まきとして、コツコツ頑張ってください。

ステップ1:マーク・記述対策

まずマーク・記述対策ですが、これは下記の『HISTORIA』で対策しましょう。

『HISTORIA[ヒストリア] 世界史精選問題集』(学研プラス)

なぜなら、この問題集は解説が素晴らしくちゃんとやれば、早慶のマーク・記述にも対応できるからです。
明治の政治経済でも世界史が得点源になれるところまで持っていけるでしょう。

具体的な勉強法としては、

勉強法

  1. ※基礎が終わり、マーク模試で6割(5割でもギリギリ可)取れるようになったら、
  2. HISTORIAを一周解く(すでに授業でやった範囲だけで可)
  3. 解いたときに「日付、間違った問題」を書く、チェックする
  4. 二週目を解く、「9割未満の単元と日付」をチェックする
    (9割出来たところは三週目はなし)
  5. チェックした9割未満の単元を1~2週間おいてもう一度解く
    (時間がおけないなら、一日おきでも大丈夫)
  6. ☝を9割以上になるまで繰り返す

です。
大変ですが、この大変な作業をできる人が受かっていきます。
途中であきらめずに頑張りましょう。

地味な作業ですが、その大変な作業が皆さんの実力をあげています!
諦めずに、コツコツやっていきましょう。

ステップ2:マーク対策②(正誤問題対策)

現在作成中ですので、少々お待ちください

ステップ3:論述対策

次は論述問題ですが、これは長くなるので下記の記事を参考にしてください。

※現在、早慶の分析も入れているので少々お待ちください

ステップ4:過去問対策

最後のステップ、過去問対策です。

過去問対策

  1. 赤本を3~5年分解く
  2. 間違ったところは「苦手チェックシート」(後述)にチェックする
  3. チェックシートの単元を復習する
  4. もう一度赤本を解き、9割以上を取る
    (ここまでが一般受験、二週間前までに終えていれば上出来)

    ※慶應の経済・商・文は時間との勝負もあるので、必ず時間を測って解くこと!

苦手チェックシート ※苦手発見に使ってみてください

世界史苦手チェックシート 現代

ここまでくればあとは受けるだけです。

自分の努力に自信をもって、受験してください!

文学部 対策の2ステップ

文学部では、記述問題の出題になるので、それぞれの対策を4ステップに分けて解説します。

  1. ステップ1:記述対策
  2. ステップ2:過去問対策
  3. (おまけステップ:論述対策)

ただ一つ勘違いしないで欲しいのは、このステップを一つだけやればよいわけではなくすべてやると効果がある、ということです。
世界史も、努力した分いきなり偏差値が10や15、一気に上がる日が来ます。
その時までの種まきとして、コツコツ頑張ってください。

ステップ1:記述対策

まずマーク・記述対策ですが、これは下記の『HISTORIA』で対策しましょう。

『HISTORIA[ヒストリア] 世界史精選問題集』(学研プラス)

なぜなら、この問題集は解説が素晴らしくちゃんとやれば、早慶のマーク・記述にも対応できるからです。
明治の政治経済でも世界史が得点源になれるところまで持っていけるでしょう。

具体的な勉強法としては、

勉強法

  1. ※基礎が終わり、マーク模試で6割(5割でもギリギリ可)取れるようになったら、
  2. HISTORIAを一周解く(すでに授業でやった範囲だけで可)
  3. 解いたときに「日付、間違った問題」を書く、チェックする
  4. 二週目を解く、「9割未満の単元と日付」をチェックする
    (9割出来たところは三週目はなし)
  5. チェックした9割未満の単元を1~2週間おいてもう一度解く
    (時間がおけないなら、一日おきでも大丈夫)
  6. ☝を9割以上になるまで繰り返す

です。
大変ですが、この大変な作業をできる人が受かっていきます。
途中であきらめずに頑張りましょう。

地味な作業ですが、その大変な作業が皆さんの実力をあげています!
諦めずに、コツコツやっていきましょう。

慶應文の場合はこれくらいできると良いですね…

ステップ2:過去問対策

最後のステップ、過去問対策です。

過去問対策

  1. 赤本を3~5年分解く
  2. 間違ったところは「苦手チェックシート」(後述)にチェックする
  3. チェックシートの単元を復習する
  4. もう一度赤本を解き、9割以上を取る
    (ここまでが一般受験、二週間前までに終えていれば上出来)

苦手チェックシート ※苦手発見に使ってみてください

世界史苦手チェックシート 現代

ここまでくればあとは受けるだけです。

自分の努力に自信をもって、受験してください!

(おまけステップ:論述対策)

これは余裕がある人だけの話ですが、僕は世界史だけでなく学力を上げたいなら、「論述問題を解くことは必須」だと思っています。

なぜなら、論述問題を解くと、「世界史の流れだけでなく読解力や構成力など日本語力を向上させることにつながる」からです。

論述問題をやったおかげで、「国語や英語もできるようになった」ということよくある話です。

なので、もし一年生や二年生でまだ時間的に余裕がある人は必ず論述問題に取り組んでみてください。

下記の記事で詳しく解説しています。

まとめ

おつかれさまでした。

ここまで根気強く読めたあなたなら、受験勉強も必ず乗り越えられます。

最後にこの記事をまとめて終わりにします。
「これどこに書いてあったっけ…」とどこにあるかわからなくなってしまったら参考にしてください。

  • 慶應義塾大学 各学部 世界史の特徴
    ・慶應義塾大学 世界史 全体的な特徴と出題傾向
    ・法学部
    ・経済学部
    ・商学部
    ・文学部
  • 慶應義塾大学 各学部 対策法と参考書
    ※【最重要】志望校対策に入るその前に…[基礎:マーク模試6割の壁]
    法学部 対策の3ステップ
    経済学部・商学部 対策の4ステップ
    文学部 対策の2ステップ
  • まとめ

お疲れさまでした。
ここまで読めた君ならきっと大丈夫です。

受験勉強、頑張ってください。

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